“わかっているはず”を、判断可能な情報に変える

異文化協働の現場では、「大丈夫です」「はい」「沈黙」といった日常的な応答の背後に、本人の混乱、遠慮、ストレス、あるいは支援の必要性が隠れていることがあります。JAXENSEは、日本社会の暗黙知や日本語教師の知見をもとに、異文化協働における誤解の兆候や判断リスクを可視化し、採用・配属・運用・継続判断を支えるAIの提案を行っています。

Background
課題の背景

多くの現場では、外国人材との日常的なやり取りの中で蓄積する小さな誤解を、客観的・再現可能な判断材料として扱う仕組みがありません。結果として、採用後のミスマッチ、配属の失敗、離職、現場の疲弊などが起こります。

以下は現場で繰り返されている場面の例です。。

「大丈夫です」

表面的な理解
問題ない

実際に起きていること
理解していない、または状況を受け入れられていない場合が多い

「はい」と即答

表面的な理解
同意・了解

実際に起きていること
実際は混乱しており、場の空気に合わせて返答している

沈黙

表面的な理解
納得・考え中

実際に起きていること
SOSのサイン。ストレスや限界のサインである場合がある

  • 外国人材とのやり取りにおける誤解が蓄積しているが、可視化する手段がない
  • 現場の判断が属人的で、上司任せになっており再現性がない
  • 離職や配置ミスの1件あたりのコストが大きく、経営上の損失につながっている
  • 日本語力だけでは定着可能性を見極められない

Approach
JAXENSEの提案アプローチ

01
誤解パターンの構造化

「大丈夫です」が持つ複数の意味を定義・分類し、文化的背景や文脈と紐づけた誤解パターンのデータベースを構築します。日本語教師の知見を起点に、現場で実際に起きている誤解を体系化します。

02
日本社会における暗黙知の言語化

「空気を読む」「察する」といった日本特有のコミュニケーション規範を言語化し、AIが参照できる知識基盤として整理します。外国人材が直面しやすい場面ごとに構造化します。

03
テキストベースのリスク検出

日報や面談記録などのテキストデータを分析し、誤解・ストレス・離脱リスクの兆候を検出します。音声・映像データは使用せず、プライバシーに配慮した設計を前提とします。

04
採用・配属・継続判断の支援ダッシュボード設計

採用時のリスクスコア提示から、配属後の適合性確認、継続雇用の判断材料まで、各フェーズで意思決定を支える情報を整理して提供する仕組みを提案します。

Use cases
活用イメージ

採用前スクリーニング支援

日本語能力検定の合否だけでは測れない、現場での適合可能性を事前に把握する

配属時の適合性判断

職種・業界・チーム特性ごとの誤解リスクを考慮した配属判断の材料を提供する

日報・面談テキストの兆候分析

継続的なテキストデータから、ストレスや離脱リスクの早期兆候を検出する

定着支援PoC

自治体・送り出し機関・企業との連携を視野に入れた実証設計・評価枠組みの構築を支援する

個別の課題に応じて、提案内容を設計いたします。

ここで紹介しているのは、JAXENSEが構想してきた提案テーマの一部です。実際の提案では、相手先の課題、地域性、制度環境、現場運用、導入目的に応じて内容を設計します。教育、自治体、企業、地域プロジェクト、海外展開など、構想段階からご相談いただけます。